1級の生徒さんのハンドバッグブーケ
フレンチモダンスタイルで作ったハンドバッグブーケです。その制作方法を掲載します。福岡は蘭の生産も盛ん。糸島では多くの蘭ハウスがあります。今回は2種類の色の胡蝶蘭で作りました。
①ハンドルをミスカンサスで巻く
クラフトワイヤーと太いワイヤーをフローラテープで巻き、ミスカンサスで巻きます。
②オアシスをハンドバッグ型にカット
オアシスは何度も試作してみて、下が大きい台形にカットすると作品が安定し、デザインもきれいなことが分かりました。
③リーフをさす
オアシスに様々なモダンテクニックのさし方で、ブーケの表面と裏面にもさしていきました。葉が抜けないように水に強いグルーのアドヒーシブも必ず一本ずつつけます。
アクセントにテマリソウを入れました。
④メイン花はファレノプシス
ハンドルの下に手が当たらないように、ファレノプシスを2色の入れていきます。
全体的にとても美しい仕上がりです。生花はやはりいいですね。 | ブーケスタンドもデザインのうち。アイアン(鉄製)でフックになっているスタンドがぴったりでした。 |
試作段階では小ぶりのファレノプシスでしたが、福岡産は大ぶりのしかなく、毎回チャレンジの連続でした。 | 360度のブーケですが、前には花が立体的に出て、自分側のうしろにはあまり出ないように仕上げます。 |
たくさんの方に見ていただけて本当に良かったです。練習の甲斐があって、素晴らしい出来上がりでした。
2級の生徒さんのTキャスケードブーケ
2級のカリキュラムにもあるホワイトTキャスケードブーケです。その制作方法を掲載します。
①アウトラインにグリーンを入れる
ブーケホルダーにグリーンをT字型にさします。葉が抜けないように水に強いグルーのアドヒーシブを一本ずつ茎の先のほうにつけます。
②メインのダリアをさす
今回は福岡県産の花を使用することが条件。ダリアはたくさんの種類が福岡で作られています。ダリアは茎が大きく差しづらいのですが、このダリアは茎が細めでさしやすかったです。
③全体的にメインの花をさす
スプレーバラや、デンファレ、ダリアなどのメインの花を全体に挿します。白のスプレーバラも福岡県産。バラも福岡はたくさん生産されていてとても恵まれていることが今回よくわかりました。
④グリーンでオアシスを隠す
数種類のグリーンで全体にラインを作っていきます。オアシスを隠すように間にも入れます。
⑤リボンをつけてハンドルをまく
今回は王道のホワイトグリーン作品なので、リボンも白です。何度も試作して本番になりました。
当日は景色がガラス張りでいい分、朝の日光があって思ったよりも乾燥して二日目にも展示作品の確認に行って手直ししました。
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優雅な形のTキャスケードブーケです。 |
花材はダリア、スプレーバラ、デンファレ、レースフラワー、ベアグラス、ユーカリ、ピットスポルムです。 |
ダリアのブーケは東京の有名ホテルでもとても人気だそう。華やかでいいですよね。 |
ブーケの後ろもとてもきれいですね。美しい出来上がりでした。 |
午前中に強い光が当たる場所で、生花にはなかなか大変でした。 | 他の方の作品を見ることができたのも久しぶりで楽しい時間でした。 |
二級のカリキュラムのTキャスケードブーケ。試験振替なので実技はこれで一つクリアです。時間をかけて作れるのが試験振替のいいところですね。大変美しい作品でした。
準備から試作と本番当日まで数か月、本当にお疲れさまでした。いい思い出がまた増えました!